日本には戸建て・マンション問わず、数多くの住宅がありますが、毎年約5万件もの住宅火災が発生しています。その主な出火原因を多い順に並べると「放火」「たばこ」「コンロ」「たき火」「火遊び」となっています。

そして、火災によって命を落とされる方の数は約1千人にものぼります。「自分は大丈夫」と思っていても、いつ何が原因で火災が発生するか分かりませんので、しっかりと予防策をとっておきましょう。

出火原因ランキング

火災の原因ランキング2018
火災の原因ランキング2019
画像出典:消防庁-消防白書

放火

出火原因のランキングを見ると断トツで多いのが「放火」もしくは「放火の疑い」です。

2番目・3番目に多い「たばこ」と「コンロ」が原因で発生した火災件数を合計して、ようやく放火と同じくらいの件数になります。では、どうすれば放火を予防できるのでしょうか。

他人が悪意を持って行うことなので、防ぐことはできないのではないかと思われるかもしれません。確かに、以下にご紹介する各項目と比べると、予防することは難しいです。ただ、仮に放火の被害にあっても損害を小さくすることはできます。

それは「家の周りに燃えやすいものを置かない」ということです。特に軒裏などが狙われやすいのですが、それは軒裏に読まなくなった雑誌や新聞紙などが積んであることが多いからです。言うまでもなくそこに火を付ければ火は広がってしまいます。

また、自動車やバイクなどのカバーに防炎製品を使用するというのもおすすめです。安物のカバーと比べると多少価格は高くなりますが、火が燃え移らないようにするために一定以上の効果があります。

最後に、こちらは空き巣対策にもなるのですが「敷地内に不審者が立ち入れないようにする」というのも重要です。敷地内のセキュリティーサービスや火災検知システムなどの利用も検討してみましょう。

たばこ

たばこの火は小さいですが、寝具やカーテン・衣類などに火を付けるには十分な強さを持っています。

普段家でたばこを吸う分にはさほど問題はありませんが、寝たばこだけは絶対にしないようにしましょう。自分では大丈夫だと思っていても、ついたばこの火が付いたまま眠りに落ちてしまうことがあります。

また、寝たばこ以外に関していうと、灰皿に水を溜めておくのも有効的です。押しつぶすだけでは実は火が完全に消えていないということもありますが、水が入っていればちゃんと火を消すことができます。

コンロ

料理をする際に欠かせないのがコンロです。オール電化の普及で直接火が出ないタイプのものも増えてきていますが、まだまだコンロを使っている家庭の方が多いです。

コンロで最も危険なのが油を使って揚げ物を作っているときです。ちゃんと注意していれば大丈夫ですので、絶対に目を離さないことだけは徹底しましょう。

また、子どもが興味本位でいじって火が出てしまうということを防ぐために、チャイルドロック機能を使うというのもおすすめです。チャイルドロック機能がない場合は元栓を閉めてしまいましょう。

たき火・火遊び

たき火が火災に発展してしまうケースで多いのが、風の影響です。

たき火は屋外で行うものですが、風が強くて火が煽られて建物に燃え移ってしまう可能性があります。ですので、風が強い火には絶対にしないようにしましょう。

また、火遊びにも注意が必要です。大人がちゃんと理解して火を取り扱う分には問題ないのですが、小さな子どもは「火」に興味津々で、ライターやマッチなどを大人に隠れて使うこともあります。

こちらもちゃんと教育をしたり、子どもの手の届かない場所に保管したりすることが必要です。

家庭でできる火災の予防方法

次に、誰でも自宅でできる火災予防のための具体的な方法をご紹介します。

政府や消防庁からも推奨されていることですので、もしまだ行っていない項目があれば、積極的に行うようにして下さい。火災発生のリスクを低くすることができます。

3つの習慣

まず、習慣として取り入れることができる3つの予防策をご紹介します。

寝たばこをしない

普段からタバコを吸われている方も多いかと思いますが、布団やベッドで横になりながらタバコを吸うのはやめましょう。うとうととしているうちにタバコの火が布団やカーペットに燃え移ってしまいます。

ストーブ付近に燃えやすいものを置かない

説明するまでもないかもしれませんが、ストーブの近くに衣類やクッション・寝具など、燃えやすいものを置くことは避けましょう。何かの拍子にストーブから周辺のものに出火してしまうということがあります。

コンロから離れるときには火を消す

キッチンで料理をしている最中に、電話がかかってきて、目を離したりしてしまうことも少なからずあるかと思いますが、そのような際には面倒でも火を必ず消してから行きましょう。どんな短時間でも火から目を離してはいけません。

4つの対策

少々の費用がかかる項目もありますが、とても高価なものが必要というわけではありませんので、こちらも積極的に取り組むようにしましょう。

住宅用火災警報機を設置する

一昔前までは、設置している住宅の方が珍しかったのですが、平成16年に設置が義務づけられてからは、多くの住宅に設置されています。火災警報機があるとないとでは、逃げ遅れてしまう確率が大きく変わってきますので、必ず設置するようにしましょう。

カーテン・寝具・部屋着などに防炎品を使う

防炎品というと小学生の頃の防災ずきんのようなものを思い浮かべるかもしれませんが、要は火に強い特別な加工がされている品ということです。加工がされているものには防炎ラベルや防炎製品ラベルが付けられていますので、選ぶ際の目安にしましょう。

住宅用消火器を設置する

マンションのような集合住宅であれば各フロアに消火器が設置されているかと思いますが、各家庭ごとに消火器や消火用具を準備しておくようにしましょう。ホームセンターでも購入できますし、オンラインショップでも購入することができます。

近所と協力体制を作る

最近では隣近所に誰が住んでいるのかも知らないという状態も珍しくはなくなってきていますが、万が一でも何かあったときにすぐに連絡が取れるように、近所の方々とも知り合っておきましょう。

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