地震共済とは、共済組合が提供する地震の共済です。地震によって被害を受けた際に共済金を受け取れるという仕組みになっています。

地震保険と非常に似ていますが、実は違う点も多く、当サイト運営部では地震共済よりも地震保険をおすすめしています。

主な地震共済の比較や、地震保険と地震共済の違いなどを分かりやすく解説します。

地震共済を比較

JA共済・全労済・県民共済・COOP共済の4大共済では、地震で家や家財を失ってしまった場合に共済金が支払われる地震共済を提供しています。口コミと共に簡単に各共済の地震共済のご紹介をします。

JA共済の「建物更生共済」

建物や家財の保障のために立ち上げられたメニューです。JA共済の公式サイトでは「建物更正共済 むてき」と名付けられています。地震保険の保障対象である住宅用の一戸建てやマンションはもちろんのこと、地震保険では対象に含まれていない店舗や事務所などもカバーすることができます。

また、掛け捨てではないという点もポイントです。契約が満了した際には満期共済金という形で金銭を受け取ることができます。一括で受け取ることもできれば、分割して受け取ることも可能です。

地震の補償

2011年に発生した東日本大震災で実家が半壊になり、地震保険を受け取りました。震災のあった当時、私自身もちょうど実家にいたのですが、地震によって家のあちこちにかなりのダメージを受けました。

玄関の柱が一本折れ、サッシが飛んでいき窓ガラスが割れ、外壁のタイルが剥がれ落ち、お風呂の壁に真一文字に亀裂が入りました。

また、激しい揺れにより隙間が生じたことで家の中央にある畳の間が他の部屋より下に一段下がり、それに伴い屋根の梁が下がり、家の中にあるあちこちの扉が閉じたら開かなくなるという事態に陥りました。

後日、調査員が最初に査定にいらっしゃった時は、一部損壊という判定を受け、保障額が100万にも満たないと言われました。しかし、あまりにも納得いかなかったため再度の鑑定をお願いしたところ、半壊と認められ、500万程支払われました。

家を全部直すのにはまだまだ足りませんでしたが、保険が支払われたおかげであちこち修理して家族で住むことができています。

津波の補償

私の地元は漁師町で、老人であっても「命知らず」的な豪快な人が多い土地柄です。前々から「大きな地震が来る」とは言われていましたが、それを気にして保険に入る人は少なかった模様です。

漁師だった父も、保険などには無頓着で「金の無駄」と思っていた様です。しかし、母は心配性なので「万一に備えて」「安心を買うつもりで」と言いながら、JAの共済に加入していました。

そして、ついに東北を大震災が襲い、海から離れた実家にまで水が上がってきました。市内を縦横に走る水路から、水が溢れて来たそうです。

テレビで見るような津波が直撃したわけでもないのに、少しづつ、じわじわと上がってきた水で、実家の一階部分は水没しました。

水が引いても、土台が数日間、水に浸かりましたので、結局は「全壊」扱いとなりました。つまり、住み続ける事は無理で、家を壊さなければなりません。

こうなると頼みになるのは保険ですが、県民共済などは対応が悪く、共済金も十分には下りなかったそうです。しかし、県内の広範囲が被災地ですから、これは仕方がないかも知れません。

一方、「対応が早く、十分な共済金が下りた」と、母がベタ誉めだったのがJAです。やはり、全国組織だからでしょうか。

その後、義援金などもあって、なんとか小さな家を再建する事ができました。しかし、JAの地震共済に入っていなかったら、どうだったか判らなかったと思います。

全労済の「住まいる共済」

こちらは全労済が提供している「火災共済」に「自然災害共済」をプラスしたメニューとなります。火災保険や地震保険と同様に、「火災共済」は単体で加入することができますが、「自然災害共済」は常に火災共済とセットである必要があります。

建物と家財の両方か、もしくは一方だけを対象に含めることができるほか、毎月の掛金も数百円程度から始めることができるため、お手頃感があります。公式サイトでは掛金の試算を行うことができますので、試してみてはいかがでしょうか。

地震の補償

宮城県在住です。東日本大震災で自宅が半壊の判定を受けました。全労済の地震共済に加入していたので、共済金がおりました。

役所は半壊の判定でしたが、全労済の判定は一部損壊でした。それでも68万円の保険金がおりました。半壊の場合は自治体から修理代金50万円もらうことができることを知っていましたが、それは申請しませんでした。

そして、全労済の共済金で最小限の修理をして自宅で暮らしています。全部直すとしたら800万円以上かかると工務店から見積もりされました。古い家なので本当に最小限の修理だけです。

でも地震共済に加入しておいて良かったです。いつどこで地震が起きるかわからないですから、加入しておいた方がいいと思います。

県民共済の「新型火災共済」

一部の件を除いた39都道府県で提供されている火災共済です。特約やオプションで地震保障を付けるという形ではなく、最初から地震保障が含まれているタイプの商品となっています。

津波の補償

東日本大震災の津波で家を失いました。火災保険に加入はしていたものの、地震保険は子供の教育費などが嵩み加入していない状況でのこの災害。まさに呆然自失の状態でした。

しかし、しばらくすると、県民共済では地震保険に加入していなくても見舞共済金があると聞き、電話で問い合わせをしました。

証書もなくし、不安な状態で窓口に行きましたが、職員の方はやさしく丁寧な対応をして頂き、ほっとしたのを覚えています。5%の見舞金でしたが、金額は高額でとても助かりました。

知り合いの中には地震保険に加入していましたが、基準に満たないという事で保険金が支払われないと落胆している方もいました。県民共済はリーズナブルな掛け金で、年に一度割戻金の制度もあり、私はとても気に入っています。

備えあれば憂いなし。今回の震災でいろいろな体験をしましたが、経済の基盤はとても大事なことと痛感しました。保険もしかりで、次回は人任せにしないできちんと内容を確認し、家族を守れるような保険に加入したいと思います。

コープ共済の「火災共済+自然災害共済」

コープ共済が提供している「火災共済」に「自然災害共済」を加えた商品なのですが、実はこの共済は前述の全労済が引受団体となっているため、中身は全労済の「住まいる共済」とほぼ同じです。

地震の補償

東北に住んでいたときに大地震がありました。私は出張のために他の地域で仕事をしていて、妻や子供は逃げ出していて無事であったのですが、地震の揺れによって一戸建ての家が半壊しました。

事前に全労済の地震の保険に加入していて、半壊した部分の修繕の費用の保険に関する見積もりを申請したら、すぐに対応してくれたのがよかったです。

ただし、現場にいくためにはある程度の復興の期間が必要なので、電話で状況を話し合って、復興がある程度できたら現場までいって、詳細な倒壊の状況を把握して、倒壊した部分の修繕に関する見積もりを出すようにと保険会社から請願されました。

建築の会社から修繕の見積もりを出されて、すぐにファックスで送って、修繕の費用を早急に補填できたので良かったです。

地震保険と地震共済の違い

損害を受けた際に加入していれば金銭を受け取ることができるという側面からみると、地震保険も地震共済も同じように感じられますが、実は異なっています。

冒頭の通り、当サイトでは地震共済よりも地震保険をおすすめしていますが、その理由は単純明快で「地震保険の方が補償が厚いから」です。

共済の種類によっても異なりますが、地震保険よりも受け取れる共済金が少なく、しかも受け取りまでに時間がかかるケースがほとんどです。以下に主なの違いをまとめてみます。

  • 地震保険の方が保険料が高い
  • 地震保険の方が保険金上限が高い(地震保険は火災保険金額の半額が上限、地震共済は多くの場合300万円が上限)
  • 地震保険の方が保険金支払いまでのやり取りがスムーズ

保険と共済の違い

先に地震保険と地震共済の違いをご紹介しましたが、「保険」と「共済」という大きなくくりで見ると、より多くの違いが見えてきます。詳しくは「火災共済を比較!…でも火災共済よりも火災保険の方がおすすめ!意外と大きい共済と保険の違い」にて解説しておりますので、ぜひ併せて読んでみてください。

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